忘れてしまいたい事や
どうしようもない寂しさに
包まれた時に男は釣りをするのでしょう
投げて投げてルアーを投げて
投げてただやみくもにルアーを投げて
やがてその日も虚しく暮れるのでしょう
忘れてしまいたい事や
どうしようもない悲しさに
包まれた時に山女は姿を見せるのでしょう
引いて引いて引かれて引いて
引いて引き疲れてしまう頃 バレて
やがて山女は静かに消えるのでしょう
またひとつ山女のほうが偉く思えてきた
またひとつ男の愚かさが見えてきた
おれは男 坊主だなんて言えないよ
今夜も酒を煽って眠ってしまうのさ
おれは男 泪を見せられないもの
飲んで飲んで飲まれて飲んで
飲んで飲みつぶれてしまうまで飲んで
男の釣りは静かに終わるのでしょう
酒とルアーと男と山女
歌○:火玉小僧
作詞:清治
作曲:河島 英五