| この近辺には何度も足を運んでいるが、この上流部で竿を振るのは初めてだ。 いったん車を停めて入渓ポイントを探る。 前方に川面に続くスロープが見えた。 |
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| 流れの具合も良さそうだ。 |
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| 流れに降り立ってみると、予想以上に水は澄んでいて水量も十分だ。 これは期待が持てる。 |
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| 竿を振り振り流れを遡る。 丹念に攻めるがアタリもない。 |
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| 疲れた。 釣れないので尚更だ。 |
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| そのまま更に進んだところ、前方左岸に鳥居が見えた。 ちょっとお参りでもして釣果をお願いしてみようか。 と、背後で激しい水音がする。 |
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| 見ると、滝に打たれる僧侶が居た。 神社なのに、なぜ僧侶が居るのだ？ 坊さん、坊主、坊主？坊主！ 嫌な予感がする・・・ |
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| と、俄かに黒雲が沸き起こった。 |
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| 雲間から差し込む強い陽射しが川面で渦を巻く。 そこに、さっきの坊さんの唱える念仏が重なる。 嵐の気配だ。 いったいあの坊主は何者なのだ？！ |
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| ということで、今日は坊主でした。 |
 原種山女達：I種（30cm） |
| 140913 |