その45.石間川編
まだ日は高い。 次の場所で本当に今シーズン最後の釣りとしよう! 節度をわきまえない欲を抱きながらの移動中、出くわしたのが石間川である。 石の間と書いて、「いさま」と読む。 |
川に降りてみると、その景観はすっかり人の手が加えられたもので少し興ざめである。 |
だが、人々の暮らしが感じられるこの様な雰囲気もなかなか味わい深いものではある。 |
そうこうするうちに、目の前に美しい溜りがあらわれた。 遠方には民家も見える。 |
私は水の中に意識を集中した。 そしてルアーを投じた。 思わず私は大きな声をあげた。 おおっ! |
そこからはヤツと私の力くらべである。 手ごわい。 またしても私は大きな声をあげる。 おおおっ! |
長い格闘の末、私はようやくヤツを手繰り寄せることに成功する。 |
今シーズン最後の獲物を真近に見て、またまた私は大きな声をあげてしまう。 おおおおっ、美しい! |
原種山女:FJ種(測定不能) |
070922 |