その44.谷津川編


今回はオーソドックスな釣行記です。
行った先は秩父の谷津川。
期待以上の釣果だったので本心を言えば秘密にしておきたいぐらいの場所です。
(名前を伏せて「Y川」とでもしておくべきだったか・・・)
適当な駐車スペースが点在し、そこからの入渓もいたって簡単。
ただし、降り立った渓の相はお世辞にも美しいとは言いがたいです。
また、大きな岩がゴロゴロと転がってい非常に歩きづらい。
しかし、辛抱してこの難所を乗り越えればきっと楽園が待っていてくれるはずです。
そう信じて上流へと歩を進めなければなりません。
4、50分は歩いたでしょうか。
まだまだ難所は続きます。
でも、ここが我慢のしどころなのです。
さらに歩き続けること1時間。
周りは水と緑と岩肌が美しく調和した景色へと変化してきました。
手付かずの自然!
目の前に小さな溜りが現れました。
私はルアーを投げ入れます。
偏光グラス越しに白く泡立つ水面の奥に焦点を合わせると確かに見えます。
それは放流モノではない正真正銘の原種です。

原種山女:IH種(31cm)
さらにもう一投。
だんだん目が慣れてきて、さっきよりもハッキリと見えます。
今度もまた原種山女です。

原種山女:HE種(34cm)
調子に乗ってもう一投。
これは素晴らしい!

原種山女:SE種(21cm)
人の手など全く加えられていないフィールド。
ここでは漁協による放流も行なわれていないでしょう。
だったら遊魚券が1600円もするのはボッタクリじゃないのか?
いやいや、こんなに楽しい思いが出来るのだから1600円は安すぎるくらいだ。
そして、更に流れを遡ると小さな滝が現れました。
またまた大物が潜んでいる予感がします。
私は胸を躍らせます。
「遊魚券を拝見いたします!」

原種山女:M種(測定不能)




070922
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